セメントリテインのケースにおいて、上部部構造に対して理想的なポジションでアバットを設計。
縁下はストレートに設定することで周囲組織と調和します。
上部構造の機能や審美性を配慮と、生体組織に対してメンテナンス面での両立を目指します。
既成アバットメントと比較し、理想的な歯肉貫通部形態を付与と、維持力を考慮した軸面の付与が可能であり、
上部構造の脱離を防止します。
マテリアルは鋳造用合金、CADCAM製のチタン、ジルコニアのいずれかを選択可能です。
模型を読み取り、CAD上で患者様固有の歯肉貫通部形態を再現しています。
プロビジョナルでつめた縁下形態、貫通部形態をコピー再現にも対応します。
症例に合わせて軸面を2~6度に設定し、着脱と平行性を考慮した設計を行っています。
アバットメント高さは4mmを最低基準とし、高さが確保できない症例ではパラレルグルーブ、プレーンを付与して維持効果を高めています。
歯肉が薄い、埋入深度が浅いケースでは、審美性の観点から、ジルコニアを推奨させていただく場合もございます。
セメント除去を考慮した形態を付与しています。
唇、頬側は審美性も考慮し、歯肉縁下0.5~1mmにマージンを設定し、隣接、舌側は清掃性を優先し、
歯肉同縁に設定しております。
また、貫通部のカントゥアは、アンダーカット、凹面を作らないように設計し、フロス、深針による
セメント除去を考慮して製作いたします。
また、模型にプロビジョナルの貫通部をコピーする事で、
純正とSISの違いについて
使用材料
・チタン、ジルコニア、鋳造合金
対応製作法
・CAD/CAM
・鋳接アバットメント
・バーンアウトアバットメント
納期
・8~10営業日
カスタムアバットメントの作業日程を参照
保証
《オリジナルアバットメント》
・2年以内の破折 100%保証 2年以上~3年以内 50%保証
《オリジナルチタンベース付上部構造》
・2年以内の破折 100%保証 2年以上~3年以内 50%保証
禁忌症例/注意事項
※以下の項目の保証に関して以下の項目に該当しませんのでご注意ください。
・過度なブラキシズムによるもの
・咬合支持が失われているにも関わらず、咬合力が強い場合
・所定の厚みが取れない症例
・長期の仮着状態での破折(1ヵ月以上の仮着)
・その他、事前にリスクの説明があったのにもかかわらず製作した場合